2007年 JRSA CHAMPIONSHIP F1.F2
第1戦 3/18 Fuji Speedway
土屋/大木組が'07開幕戦を制す

3月18日(日)富士スピードウェイにおいて、F1、F2クラスの開幕戦が開催されました。
天 候:晴れ
コース:ドライ
主 催:MCFAJ
レース:スプリント 7周
◆予選◆
ディフェンディングチャンプ土屋/大木組のドライバー土屋選手は、レース数日前に左足甲を剥離骨折するというアクシデントに見舞われたが、マシンをニューカラーに変えた心意気とオーバーホールをしたエンジンがよかったのか?全く危なげない走りをみせ1番時計で予選を通過。
昨年終盤F2からF1に転向し、今期はエンジンも4ストに載せ換え怪気炎を吐く吉野選手はF4のベテランパッセンジャー安田選手を従えて、4ストF1初挑戦と思えない無類の早さで2番手をゲット! その走りは'99にF4からF1に鮮烈なデビューをした早川/塩川組を彷彿させるものだった。
昨シーズントラブルの多かった小林/中山組はようやく本領を発揮したか?吉野/安田組に1秒遅れで3番手に収まるものの、やっぱりというかエンジントラブルを抱え決勝までに直らずDNS。
今年マン島100周年記念レースに参戦を表明し何かと話題の多い渡辺/吉田組は、点火系のトラブルで咳き込むエンジンをなだめながら4番手につける。
また、土屋/大木組の頭を押さえることができるはずの荒木/山中組が燃料系のトラブルでコースインしてすぐストール!ヘアピン手前で完全停車。面倒な系統のトラブルなだけに無事解決し決勝グリッドに並べるか不安を残す。
F2クラスでは、宍戸/篠沢組がトップ。またF4でトップレベルの粕谷/渡辺組はF2でもそつなくトップに1秒遅れで2位で通過となった。
◆決勝◆
得意のロケットスタートをきった土屋/大木組がホールショットをゲット!これに吉野/安田組、渡辺/吉田組が追随。
予選で停車してしまった荒木/山中組はその遅れを取り戻そうと、いいスタートを切ったがこれが裏目に出たのか?クラッチを破損させ、そのままリタイヤ!
予選では咳き込んでいたエンジンが嘘のような快音にかわった渡辺/吉田組は、2週目ホームストレートで吉野/安田組をパス! 咳き込むエンジンを整備したメカニックの苦労が報われる。しかし終盤5週目3コーナー先で勢いに勝る吉野/安田組が、渡辺/吉田組を抜き返し2位に再浮上。その後レースは大きく動かず、安定した走りの土屋/大木組がポール・トゥ・ウィンで開幕戦を飾った。
第2戦 4/22 Tsukuba Circuit
早川/大関組が第2戦を制す

天 候:晴れ
コース:ドライ
主 催:MCFAJ
レース:スプリント 7周
予選
早川/大関組が第2戦を制す 07/04/22
4月22日(日)筑波サーキットにおいて、F1、F2クラスの第2戦が開催されました。
天 候:晴れ
コース:ドライ
主 催:MCFAJ
レース:スプリント 7周
◆予選◆
マン島TTレース参戦がいよいよ間近に迫ってきた注目の渡辺/吉田組だが、度重なるハードスケジュールでパッセンジャー吉田選手は今大会をキャンセル。
それでも渡辺選手の選手宣誓で始まった本大会はサイドカーレース参戦者の気分を十分高揚させた。
また、MCFAJ役員でサイドカーレースの経験がある堀内氏は、吉田選手に替わりパッセンジャーを引き受けマン島TTレース参戦前の国内最後のレースに渡辺選手が参戦できるよう粋な計らいをしてくれた。
一方レースは"楽しい"をスローガンに久々に復活してきたのは2003年、2004年の日本チャンピオン早川/大関組。
昨年はスポット参戦のみでレギュラーシーズンを戦っていなかったが、そこは2001年のGPコンビ。予選ではコンビネーションに硬さがみられたものの、圧倒的な速さで健在ぶりをアピール。
これを迎え打つディフェンディングチャンピオン土屋/大木組だが、新たに試みた立ち上がり重視の筑波仕様のギア設定が裏目に出たのか?コーナーの立ち上がりでマシンを大きく振り回してしまう。成長著しいパッセンジャーの大木選手もこれにはさすがに耐えきれずマシンで右鎖骨を強打。決勝に不安を残す結果となってしまった。
また開幕戦で4ストF1でデビューし、驚異的なポテンシャルを見せた吉野/安田組も今大会に照準を合わせてきたが、予期せぬエンジントラブルで予選を1周で終了。
F2クラスは予選では1秒以内に3チームがひしめく結果となり、今後のF2クラスの盛り上がりを予感させた。
◆決勝◆
2番グリッドからロケットスタートを決めた土屋/大木組がホールショットをゲット。続いて早川/大関組、渡辺/堀内組が1コーナーに吸い込まれる。ディフェンディングチャンピオンの後塵を浴びるスタートとなった早川/大関組は第2ヘアピンの立ち上がりで土屋/大木組をとらえるとそのまま一気に抜き去りトップに浮上。すかさずこれに追随した土屋/大木組だがダンロップコーナーからMCコ-ナーの切り返しでパッセンジャー大木選手が落車!予選の影響がやはり出てしまった。40メートルほど走りマシンに乗り込みリスタートするが最後尾に転落してしまった。
逆に予選では良いところのなかった吉野/安田組は、一気に3位まで浮上し渡辺/堀内組を射程距離にとらえたが、3週目以降から吸気系のトラブルを抱えペースをあげられなくなる。
トップを快走する早川/大関組は、周回を重ねるごとにコンビネーションもしっくりしてきて逃げ切り体制に入る。
最後尾から鬼神の追い上げを見せる土屋/大木組は6周目にはトラブルを抱えての我慢の走りが続く吉野/安田組をパスし3位まで浮上したが時既に遅く、2位の渡辺/堀内組をとらえることができなかった。
レースは結局スローガン通りに"楽しく"走りきった早川/大関組が今期初優勝を飾った。
F2クラスは混戦の末、粕谷/木下組がトップでチェッカーを受けた。
<body>
世界の旅日記
</body>
第3戦 6/10
Fuji Speedway
早川/大関組が2連勝

6月10日(日)富士スピードウェイにおいて、F1、F2クラスの第3戦が開催されました。
天 候:予選/雨 決勝/晴れ
コース:ウェット
主 催:MCFAJ
レース:スプリント 5周
◆予選◆
富士スピードウェイのリニューアル後、サイドカーレースでは初めての雨になった。
ただでさえブレーキングでカー側にマシンが引っ張られ真っ直ぐ制動ができないという特性のあるサイドカーは、雨となると更にコントロールが難しくなる。特にF1クラスはそのトップスピードからの一気にコーナリング速度まで落とすわけだから、ドライビング技術もさることながらブレーキバランスが勝敗を分けると言っても過言ではない。この日雨のタイムアタックでは1コーナーが鬼門になった。
◆決勝◆
雨の影響でレースが押したため周回数は2周減算され5周のスーパースプリントになった。
しかし、決勝直前には雨もやみコースもウェットからセミドライへ変わるか?変わらないかの微妙なコンディションのなかレースは始まった。
ホールショットはポールポジションから飛び出した早川/大関組がゲット!小林/中山組、土屋/大木組、吉野/安田組とF1勢が続いて1コーナーに吸い込まれる。が案の定、吉野/安田組はここでスピン、リスタートはできたもののポディウム争いからは脱落してしまった。
キャブのセッティングに失敗したという早川/大関組だったが、そこは2001年の世界GPレーサーの意地!エンジン回転の下が使えない状態ながらも後続を徐々に引き離し得意の先行逃げ切り体制に入る。
一方、デフェンディングチャンピオンの土屋/大木組は、予選で好結果を出せず、4番手という納得のいかないポジションからのスタート。そのため決勝でなんとか早川/大関組に一矢報ようとスタート直前にスリックに履き替えるという大ギャンブルに出た、、、が、これが大誤算!全くマシンが前に進まない。1周目ヘアピン手前ではスタートに失敗した荒木/山中組に抜き返され4位に転落。レース終了までこのポジションを死守するのがやっとのレースとなってしまった。
一方、この日一番気を吐いたのが小林/中山組だった。このところレースではいいとこなしだったが終始安定した走りで、ベテラン勢に後塵を浴びせて2位をキープ。最終ラップの最終コーナーを立ち上がってからゴールラインまでの間で、尻上がりに調子をあげて、最終ラップにファステストラップをたたき出して追い上げて来た荒木/山中組に抜かれはしたものの、堂々の3位は表彰台を獲得。今シーズンの活躍に期待が募る。
結局レースは先行逃げ切りの早川/大関組がポールポジションからぶっちぎりで優勝を果たした。F2クラスでは、F4クラスからステップアップした粕谷選手が毎レースごとにパッセンジャーを変えながらも3連勝を果たした。
第4戦 8/5 Okayama International Circuit
荒木/山中組岡山を制す
8月5日(日)岡山国際サーキットにおいて、F1、F2クラスの第4戦が開催されました。
天 候:予選/晴れ 決勝/晴れ
コース:ドライ
主 催:岡山国際サーキット
レース:スプリント 7周
急遽、カレンダーに加わったレースのため、わずか4台のエントリーとなった第4戦を制したのは荒木/山中組。それに、岡山初参戦の小林/中山組がつづき、3位には、3年振りの参戦となった滝本/原田組が入った。
今や希少となった2ストロークマシン(97~99のチャンピオンマシン)を持ち込んだ高知サイドカークラブの清藤/森本組はエンジントラブルでリタイヤとなった。
第5戦 9/16Fuji Speedway
早川/大関組が3勝目
早川/大関組が3勝目 07/09/16
9月16日(日)富士スピードウェイにおいて、F1、F2クラスの第5戦が開催されました。
天 候:予選/晴れ 決勝/晴れ
コース:予選/ウェット 決勝/ドライ
主 催:MCFAJ
レース:スプリント 7周
◆予選◆
雨はあがっているが、路面は乾ききらずウェットのままという微妙なコンディションで、ほぼ全車がレインタイヤでスタートする中、なんとマン島TT参戦から帰国した渡辺/吉田組がF2にクラスを変えて参戦、スリックタイヤでF1、F2クラス全体での2番手タイムをたたき出す快走を見せた。
トップは今期2勝をあげている早川/大関組が唯一2分14秒台に入れて、ポールをゲットするものの、岡山で勝った勢いをそのまま続けたい3位の荒木/山中組までは0.659秒差しかない。
以下、小林/中山組、吉野/辻組、土屋/大木組、山本/深井組のF1が並び、そこに矢崎/小沢組、粕谷/渡辺組、宍戸/小松組のF2がつづく予選となった。
◆決勝◆
他のクラスでは雨も降ったりし、前回の富士同様に富士らしい、悩ましい天候となったが、サイドカーの決勝レースの時間帯はコースは完全にドライに。
ホールショットはポールポジションから飛び出した早川/大関組がゲット。そこに予選6番手からのロケットスタートで土屋/大木組がつづき、更に荒木/山中組が3番手でインに飛び込む。しかし、この2台は1コーナーで大きく膨らんでしまい、そのインに吉野/辻組が入り込み3番手にアップ。さらにその後方に渡辺/吉田組が続き、4番手で1コーナーを抜けたのだが、この時、吉野/辻組のリアと渡辺/吉田組のサイドが接触しており、渡辺/吉田組はサイドのフェンダーを破損し、パッセンジャーの吉田選手が押さえながら走っている状況となってしまった。この状況では戦えるはずもなく、サントリーコーナーから100Rで土屋/大木組と荒木/山中組に次々とパスされてしまい、そのままピットインとなった。
1周目をトップで戻って来たのは早川/大関。しかし、それに続く2位争いは熾烈。最終コーナーを2位で立ち上がったのは吉野/辻組だが、そのスリップに土屋/大木組がつき、更にそのスリップに荒木/山中組が入る団子状態でコントロールラインを通過、1コーナーへは3台が平走状態で突入。ここで2、3、4位の順位は全く逆になり、荒木/山中組、土屋/大木組、吉野/辻組の順で2周目に入り、このままの順位で最終コーナーへ。ここの飛び込みで土屋/大木組が荒木/山中組のインをさし再び2位へ浮上。しかし、ピタリとスリップにつけた荒木/山中組がストレートで再び抜き返しすというテール・トゥ・ノーズの2位争いが続いた。
吉野/辻組はこのペースについていけずに、やや後退。それに小林/中山組が続くトップ5。
もう1台のF1クラス山本/深井組は2周目の1コーナーでクラッチトラブルのためリタイアした。F2は渡辺/吉田組のピットインがあり、矢崎/小沢組がトップを快走。それに、粕谷/渡辺組、宍戸/小松組が続いていたが、カウルを暫定修復してピットアウトした渡辺/吉田組が意地の追い上げを見せ、クラス2位まで順位を挽回してゴールとなった。
結局レースは先行逃げ切りの早川/大関組がポールポジションからぶっちぎりで優勝を果たし、2位争いは5周目の最終コーナーで荒木/山中組のハーフスピンでジ・エンド。そこでクラッチがおかしくなり、そのままリタイアとなり、これによって3位表彰台には吉野/辻組があがった。
F2クラスでは、粕谷/渡辺組が最終戦を待たずに年間チャンピオンを決定し、クラス3連覇となった。
HOME
LINK
JRSA GENERAL INFO
2009
前のページへ